今日は何の日?
1974年(昭和49年)のこの日。アメリカ・カリフォルニア州のミッション・ベイにて世界初のトライアスロン大会が開催されました。
現在ではスイム→バイク→ランの順に行われるのが一般的ですが、当時はラン→バイク→スイムだったそうです。
ということで今回はこちら。
空をつかむまで(集英社文庫)
関口尚
膝の故障でサッカーを諦めた優太、県の水泳記録保持者である姫(本名:暁人)、そして泳げないおデブのモー次郎(本名:幸次郎)。水泳部に所属する3人がトライアスロン大会に出場することに。
きらめく友情や恋を描く青春小説。
いやいや、まぶしい青春でした✨
中学生ならではの感情がよく表れていて、純粋な恋心も初々しかったし、男子のかわいい一面もチラホラ。
トライアスロンシーンは想定内の展開ではあったものの、とてもよかったです。
鶴じいがポイントですね
印象に残る言葉もたくさんありました。
「きっと誰かの思惑が絡んだやさしさは、どっかで人を傷つけるのだ。仕組まれたやさしさは、人をさびしくさせるのだ。」
「もっと高くジャンプして、青い空に手を伸ばすようにして、歪んだ大人たちがつかめなかった生きることの楽しさを、ぼくらの世代が手にするのだ。」
「空をつかむまで」というタイトルもぴったり!
それぞれ複雑な事情を抱えてもいたけれど、暗くならずに清々しく青春を駆け抜けたような気持ちで読める1冊でした📘
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