今日は何の日?
今日はマラソンの日。
紀元前450年のこの日、アテネを襲いマラトンに上陸したペルシャの大群を、アテネの名将ミルティアデスが見事撃退。その結果を伝えるため、フェイディピデスという兵士が約40㎞離れたアテネの城門まで走りついて、アテネの勝利を告げたまま絶命したと言われているそうです。
これが由来となっています。
ということで今回はこちら。
シティ・マラソンズ(文春文庫)
アンソロジー
三浦しをん、あさのあつこ、近藤史恵による3つの都市を走る物語。
どれもよかった!
三浦しをんさんの「純白のライン」。
ニューヨークシティマラソンの自由で開放的、全てに寛容な雰囲気がとても魅力的でした。
みんなが楽しんでいる高揚感とかワクワク感が伝わって、ちょっと走ってみたくなる!!
「いつまででも走っていい」という、走りたいランナーをおおらかに迎え入れてくれるニューヨークシティマラソン。すてきな大会ですね。
あさのあつこさんの「フィニッシュ・ゲートから」。
過去に何があったんだろう?と引き込まれる展開でした。
学生時代、走ることにともに打ち込んだ悠斗と湊。失恋や挫折、つらいけど青春でもあるなと思ったお話。
形は変わっても、青春の続きのように東京マラソンへ挑む2人。
最後の展開もよかった😌
近藤史恵さんの「金色の風」。
こちらもどんな事情があるのかしらと気になりながら読み進めていきました。
だんだん馴染んでいくパリの生活がうらやましい☺
パリで知り合ったランナー、アンナの言葉にはなるほどなと思いました。
みんなそれぞれ複雑な感情を抱えているもの。
マラソンは、いろいろと心の整理がつけられていいのかもしれませんね。
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