今日は何の日?
今日は世界自殺予防デー。
国連の専門機関である世界保健機関が制定。
2003年(平成15年)に世界保健機関と国際自殺防止協会がストックホルムで開催した世界自殺防止会議において制定されました。
日付はこの会議の初日であったことから。
自殺に対する注意・関心を喚起し、自殺防止のための行動を促進することを目的としているそうです。
ということで今回はこちら。
少女(双葉文庫)
湊かなえ
親友の自殺を目撃したことがあるという話を聞き、自分なら死体ではなく人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った由紀。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら死を悟ることができ強くなれると考える。
そんな2人の人生が交差するとき何かが変わる…
といったストーリー。
非常におもしろかったです。
いろいろな人が出てくるけれど、ほとんどみんながつながっていきます。それが明らかになるごとに、エッ⁈と驚き、よくできてるわぁと感心するばかり😅
始めの遺書に戻り、序章も読み、やっとすべてが理解できます。
みんなどこか屈折していて、いい子に見えても裏で何を考えているのかわからないような怖さもあり。でも冷たいように見えても実は友達を思っていたり。そんなギャップに騙されたような感覚もありました。
入院中の小学生2人には本当に驚かされましたね💦
予想を裏切る展開に驚き、最後もめでたしめでたしとならないところがさすがイヤミスの女王!!
パズルが立体的に出来上がっていく感じを味わえ、そして「因果応報」という言葉がずしりと印象に残る1冊です📘