今日は何の日?
今日は美術を楽しむ日。
女子美術大学・多摩美術大学・東京造形大学・武蔵野美術大学の四校からなる、四美大校友会同窓会連合が制定。
日付は「芸術の秋」として親しまれている季節であることと、「びじゅ(10)つ(2)」の語呂合わせから。
若い人々をはじめとしてすべての人に美術を身近に感じ体験する機会をもってもらい、美術の素晴らしさと可能性を伝えることが目的だそう。
ということで今回はこちら。
ジヴェルニーの食卓(集英社文庫)
原田マハ
マティス、ドガ、セザンヌ、モネと、名だたる芸術家たちの人生が鮮やかに蘇る4つの物語。
マハさんのアート小説あるある、登場する絵をスマホで調べながら読む!今回もまさにそれ!
ある女性のインタビューにより描かれるマティスの人生、「うつくしい墓」。
マティスの「生きる喜びだけを描き続けたい」という思いが印象的。
彼がデザインしたロザリオ礼拝堂、行ってみたいと思いました。
マティスとピカソの深い関係にもグッときました。
個人的に好きだった「エトワール」。
アメリカ人画家であるメアリーがドガとの出会いを回想しながら進むお話。
やはりパリはれっきとした芸術の街なんだなと感じました。
バレエ学校に通う少女たちの境遇が切なかった…。
胸に響く物語でした。
かの有名な「タンギー爺さん」。
彼の娘さんがセザンヌにあてて書いた手紙により進んでいきます。
タンギー爺さんの人の好さ、懐の深さが存分に表れていました。まさに若き芸術家たちの“父”だったのですね。
モネの人生を描く表題作「ジヴェルニーの食卓」。
モネの庭ができた意味が分かった気がします。
そして食卓に並ぶ料理がとっても魅力的!
モネの心の広さが素敵でした。
より一層芸術に触れたいと思わせてくれる作品です📘
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