10月26日 今日は「サーカスの日」

今日は何の日?

今日はサーカスの日。

1871年(明治4年)のこの日、東京九段の招魂社(靖国神社)でフランスの「スリエサーカス」が日本で初めて洋風のサーカスを興行しました。

これにちなんで。

ということで今回はこちら。

サーカスの夜に(新潮文庫)

小川糸

両親の離婚で一人ぼっちになった少年は、サーカス団に入る決意をする。個性豊かな団員たちに囲まれながら、彼は小さな体で夢を叶えていく。

とっても素敵な物語でした。

少年の皮肉な境遇…。でもグランマの大きな愛に育てられ、本当に心優しい少年に成長しました。

そしてサーカス団へ向かう少年。美しい夜の光景が目に浮かびました。

とても澄んだ、あたたかな物語が始まる予感。

サーカスには独特の世界観がある気がします。

サーカスと言えばのあのテントがもう世界観を盛り上げますよね!

少年は団員たちとうまく交流を重ねながら、なんとか仕事をこなしていきます。トイレ掃除をがんばる彼、立派です!!

彼はとにかく人の気持ちを汲み取るのがうまいなと思いました。

素直で、健気にジャグリングの練習に励む姿を応援せずにはいられません。

いい仲間と出会い、技を身につけ、自らの手で夢を叶えた少年。本当にすばらしい!!

めげずにがんばった彼を褒めたたえたい!!

とってもあたたかく夢の中にいるような、そんな物語でもありました。

2022年10月
ブログ運営者
そら

◆小説が好き
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 600冊ほど(紙派です)
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