今日は何の日?
今日は津軽弁の日。
「津軽弁の日やるべし会」が1988年(昭和63年)に制定。
津軽弁の方言詩を確立した詩人・高木恭造の命日。
ということで今回は青森県が舞台のこちら。
翼はいつまでも(集英社文庫)
川上健一
青森の平凡な野球部の中学生・神山。ビートルズの曲が彼を変えた。この曲に背中を押されレギュラーに、そして大人になろうと一人、十和田湖へ旅立った夏。
中学生の初恋、青春を鮮やかに描き出す物語。
神山を変えた曲、それはビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」。
ことあるごとにこの曲に救われる神山。彼の心の応援歌となるのです。
ただ第一章は、学校の先生たちがサイアクすぎて気分が良くなかったのも事実…。
暴力を誰も非難しないことにかなりの違和感を覚えました。
腹立たしくてイライラ。納得できない理不尽さ。
この気持ちを払拭してくれるのだろうか?と思いながら第二章に突入。
神山は一人十和田湖へ旅立つのですが、彼の行動力はなかなかのもの!
ここからの展開はあまり書かないほうがいいかなと思いますので割愛しますが、この第二章が私はとても好きです。
クラスメイトの多恵が魅力的すぎてキラキラまぶしかった!
神山の素直さ、純粋さがすごくよかったです。彼の心からの言葉が胸に響きました。
最初は正直どうかな~と思いましたが、最後まで読んで本当によかった!!
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