今日は何の日?
今日はいい刺しゅうの日。
大阪に事務所を置き、全国の刺しゅう業者などによって組織された日本ジャガード刺繍工業組合が制定。
日付は「いい(11)刺(4)しゅう」の語呂合わせから。
手刺しゅうや機械刺しゅうなど、さまざまな刺しゅうに関心をもってもらうことが目的だそう。
ということで今回はこちら。
刺繡する少女(角川文庫)
小川洋子
僕は12歳のひと夏を高原の別荘でともに過ごした少女と20年ごしに再会する。ここは終末期を迎えた母が入院するホスピス。彼女は今も昔もただただ刺繡をしていた。
表題作「刺繡する少女」他、美しく恐ろしく残酷な全10個の物語。
やはり小川洋子さんの紡ぐ物語は美しい。
静謐ではかなくて、どこか遠い国のお話のような感じ。
印象的だったお話をいくつか。
「森の奥で燃えるもの」は耳の中のぜんまい腺を取り出され収容されている人のお話。
最後にゾクッとする展開が待っています。
「ケーキのかけら」は、はじめから不穏で不気味な雰囲気は漂っていましたが、滑稽に思える部分もありました。ただ最後はまさかの展開が…。
「アリア」は1年に1度だけ訪れる叔母との1日を描く、余韻を残す作品。
叔母にとってのこの1日が生きがいなのかもしれないなと思いました。
「残酷物語」とあらすじに書いてあったので、正直ちょっとビビっていたのですが(笑)
びびるほど恐ろしくはなく、ほどよい怖さでちょうどよかったです。
小川さんの世界観を堪能できる短編集です。
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