今日は何の日?
今日はノーベル賞制定記念日。
1895年(明治28年)のこの日、スウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルが、自ら発明したダイナマイトで得た富を人類に貢献した人に与えたいという遺言を書いたそうです。
そしてノーベルの死後、ノーベル財団が設立され、1901年(明治34年)のこの日にノーベル賞の第一回授賞式が行われました。
ということで今回はノーベル文学賞を受賞している著者の代表作を。
雪国(新潮文庫)
川端康成
無為徒食の生活をしている島村は、雪深い温泉町で芸者駒子と出会い惹かれていく。決して成就することのない関係の2人を描く不朽の名作。
“国境の長いトンネルを抜けると雪国であった”
あまりにも有名なこの始まり。
一度読んでみるのもいいのではないでしょうか。
妻子持ちである島村、そしてそんな手に入らない男を好きになってしまった駒子。
2人の会話がとても多いのですが、なんだかかみ合っていないような…
特に駒子は心とは裏腹なことを口にしがち。強がりってやつですね。
まだ若い駒子の一途さが伝わります。
島村視点で進むお話ですが、島村よりも駒子が強く印象に残っています。
この2人だけでなく、葉子と行男も絡んだ人間関係がポイント。
ただ、一度読んだだけではなかなか読み取れない部分もありそうです。
こういう文学作品は、読めば読むほど味がわかるのかもしれませんね。
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