今日は何の日?
今日は恋人たちの日。
静岡県伊豆市の土肥観光協会が、「恋人岬」にちなんで制定。
日付の由来は定かではないらしいです。
ただ、「こい(1)び(1)と」の語呂合わせや、恋人同士が立っている姿に見えることなどが由来と考えられているそうですが。
ということで今回はこちら。
恋人はいつも不在(集英社文庫)
唯川恵
たまにはこんなザ・恋愛小説を。
大学のころから好きだった時男とようやく恋人同士になれた奈月だが、最近倦怠期を迎えている。そんなとき、時男の昔の恋人・小夜子、そして学生時代の仲間である協介が現れ…
男女それぞれの視点からすれ違う彼らの心情を丹念に描く。
90年代に出版された小説ですが、今読んでもとてもおもしろく読めました。
女性の細やかな感情というのは、昔も今もそう変わらないものなのですね。嫉妬とか駆け引きとかね。
奈月の気持ちは同じ女性としてよくわかる!
こういう物語だと、女性側がちょっと重たいパターンが多い気がするけれど、奈月に関して言えば、時男も認めるよくできた彼女なんです。
男女ってこんなにもうまくいかないもんですかねぇ。すれ違い、考え方の違い、そういうものを改めて感じました。
昔のトレンディドラマのようなすれ違いを繰り返し(笑)、周りの男女も上手に巻き込んで、きれいに着地しているなという印象です。
自堕落な生活を送る時男にちょっと嫌悪感を抱いたりもしたけれど、協介との熱い友情が見えたときにはすっかり見直しました!
見直したと言えば、ヒキガエルも最後の最後に…
いい終わりでした!
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