ミステリー小説というと、長くて難しいというイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
しかし面白いミステリーというのは、読んでいるうちに先が気になりページをめくる手が止められなくなります。分厚い本でも案外読めてしまうものです。
今回は、恋愛ものやほっこり系が好きだけど、ミステリーにも挑戦してみたいという人におすすめの小説をご紹介します!
『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』
柚月裕子 講談社文庫
ある事件をきかっけに弁護士資格を剥奪された主人公涼子。頭脳明晰な貴山とともに探偵を運営し、公にはできないさまざまな難題を知略と美貌で解決していく痛快エンターテイメント小説。
非常に文章がわかりやすく、読みづらさが全くと言っていいほどありません。
面白いし、読みごたえも十分。
悪い奴を成敗する感じが実に爽快でスカッとします!
美しく強い女性が主人公の物語って惹かれませんか?私はとても惹かれます!!
『祈りのカルテ』
知念実希人 角川文庫
一人の研修医、諏訪野良太が出会うさまざまな謎を持つ個性的な患者たち。人の気持ちに敏感で心を読み取るのが上手な彼は、その謎を懸命に解いていく。
とっても読みやすい医療ミステリーです。
壮大な仕掛けが施されたミステリーではないけれど、その謎が気になりページが進むはず。
患者に真摯に向き合う姿に心うたれ、すっきりといい読後感を味わえます!
『ステップファザー・ステップ』
宮部みゆき 講談社文庫
泥棒を職業とする主人公「俺」。仕事中に大けがを負い、中学生の双子の兄弟に助けられる。弱みを握られた「俺」は、彼らの家出中の両親に代わり父親となるはめに。そして次々と起こる事件の謎を3人で解いていく。
軽快にテンポよく進むうえに、コミカル要素も強いのでとても楽しめます。
何より双子の兄弟がかわいくて、賢くて癒される~。
400ページ近くある作品ですが、7つの話に分かれているのでさくさく読めますよ!
今回は読みやすさ重視で選ばせてもらいました。
はまったら抜け出せないかもしれないミステリー沼に、ぜひ一歩足を踏み入れてみてください!!
読書の幅が広がること間違いなしです。
今後もいろいろな切り口で文庫本を紹介していきます。