今日は何の日?
今日はサンキューアートの日。正式には「Thank you @RTの日」。
アートの記念日として、美術関係者がアートファンに対して感謝の気持ちを示す日にしようとする運動だそうです。
ということでアート小説といえば原田マハさん!
たゆたえども沈まず(幻冬舎文庫)
原田マハ
画商、林忠正と助手の重吉。2人の前に現れたのは、日本に憧れる無名画家ゴッホとその兄を支える画商のテオ。パリを舞台に描かれるアートフィクション。
読み応えたっぷり!わくわくが止まらない!
グングン引き込まれるマハさんの筆力が本当にすばらしい!!
林忠正の凛とした佇まいや所作が、最初から最後までずっとかっこよくて立派でした。口数は多くないけれど、時々発する言葉に重みがありました。
それと対比して、重吉のちょっと危なっかしい感じがまた彼の人間らしさを表していて魅力的でした。
忠正と重吉の信頼でつながる師弟関係、重吉とテオの国を越えた友情、テオとゴッホの繊細な兄弟愛。
どれもグッとくる関係性でした。
テオもゴッホも互いを思う気持ちがよく伝わり切なかった…😢
辛い境遇もあっただろうけど、ゴッホもテオも支えてくれる人々がいたから幸せな瞬間がきっとあったはず。
終盤は感動で目頭が熱くなりました。何度も何度も…
読んでよかった!!すばらしい作品でした。
「たゆたえども沈まず」、いい言葉です。
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