今日は何の日?
1896年(明治29年)のこの日、東京・中央区に位置する日本銀行が正式に完成。
設計は辰野金吾さん。上から見ると「円」の文字に見えることで話題となりました。これを知ったときは「おぉっ!」と思いましたね😆
ちなみに業務開始は建物が完成するより前で、1882年(明治15年)10月10日だそうです。
ということで今回は銀行マンが主人公のこちら。
かばん屋の相続(文春文庫)
池井戸潤
半沢直樹も観ていない、そして金融系のお話はちょっと苦手…
そんな私でも読みやすかった短篇集です。
難しい部分もあるけれど、おもしろかった!
印象的だったのは「芥のごとく」。
大阪で鉄鋼商社を営む豪傑女社長。苦しい経営を支えたいと思う銀行マンとのお話。
なんとも切ない、でもどうしようもない現実が苦しかった…。土屋社長の何が何でも会社を守りたいという気持ち、本当に心が締め付けられる思いでした😔
表題作「かばん屋の相続」は、多分読んだ人みなさんの求める結末になっていると思います!!
誠実に生きなきゃいかんなとつくづく感じました。
銀行マンのお仕事を少しだけ垣間見ることができた小説でした。
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