今日は何の日?
今日は「落語の日」になるはずだった日なのです。
「らく(ろく=6)ご(5)」の語呂合わせから、落語家の春風亭正朝が制定したとされています。
が、さまざまな意見があって実を結ばず…。
ただ数年後、ここから派生して6月の第一月曜日を「寄席の日」として制定することになりました。
ということで今回はこちら。
しゃべれどもしゃべれども(新潮文庫)
佐藤多佳子
落語が大好きな噺家、今昔亭三つ葉。ひょんなことから、対人関係や‟しゃべること”に悩む人たちに落語を教えることに。彼らの成長と恋を描く物語。
正直はじめはなかなか入り込めなかったのですが、徐々に軽快な語り口が心地よくなっていき、ぐんぐんスピードアップしていきました。
まずみんなのキャラがいい!!
みんな不器用だけど、不器用なりにがんばっていて応援したくなりました。
個人的には阪神ファンで関西弁の小学生、村林くんが好き😁
彼の見せ場である終盤のお披露目会のシーンはとてもよかったです!見守るような気持ちで読みました。
彼は強い子ですよ、ホントに。
主人公である三つ葉も、頑固でけんかっ早いところはあるけれど、落語に対しては真面目で一生懸命。素直にすごいなと思いました。
落語を習いに来た年齢も性別もバラバラな人たちが、友達というのでもなく、それ以上のものでつながっていったような感じがしてなんかよかったな~。
落語だから難しそう…と思うかもしれませんが、内容はあたたかい人情物語のような感じ。
みんなのことがいとおしく思えてきますよ😌
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