今日は何の日?
今日は通天閣の日。
1912年(明治45年)のこの日、大阪府大阪市浪速区に通天閣が完成しました。
1903年(明治36年)の第5回内国勧業博覧会の会場跡地に娯楽地「新世界」を開発した際、その中心にフランス・パリのエッフェル塔と凱旋門を模して作られたそう。現在の通天閣は2代目。
「通天閣」の名前は「天に通じる高い建物」という意味で、明治時代の儒教家・藤沢南岳が命名。
「ビリケン」さんはもうお馴染みですね😁
ということで今回はこちら。
通天閣(ちくま文庫)
西加奈子
冬の大阪ミナミを舞台に、人生に疲れてしまっている男女それぞれが交互に語り手となっていく形で進むお話。
人生に何も期待せず、こんなもんだとあきらめているような2人。
そんな2人が最後にどう絡んでいくかにも注目です!!
心情がうまく表現されていて、風変りっぽい人たちだけどどこか憎めないような感じがしました。
物語は思わぬ展開に進んでいき、男性に関してはあらぬ誤解を招いてしまったり😂
でもそれがなぜか可笑しくも、あたたかい。
通天閣に見守られながら、ほんの少し自分の今いた場所から上昇できるような、そんな物語でした✨
西さんの絶妙な表現の文章や展開にグイグイ引き込まれ、サクサク読めると思いますよ☺
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