今日は何の日?
今日は風邪の日。
遡ること江戸時代、1795年のこの日、谷風梶之助(たにかぜかじのすけ)という横綱が流感(りゅうかん)で現役のまま亡くなった。35連勝のまま、44歳だった。
流感とは…流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)の略でインフルエンザウイルスを病原とする「インフルエンザ」のこと。
谷風梶之助は、現在の宮城県仙台市出身の力士。なくなる10年ほど前に流感が流行しているとき、「土俵上でわしを倒すことはできない。倒れるのは風邪にかかった時くらいだ」と語っていたという。
ということで、今日は‟心の風邪”で休職中の男と家族を失った傷を抱える女の、ひと夏の物語を描いたこちらの小説をご紹介します。
風待ちのひと(ポプラ文庫)
伊吹有喜
なかなかの分厚さですが、余白も多いし流れるように読める本だと思います。
現状に疲れてしまっている人におすすめ。
最初は女の人のイメージなんか違うな~と思っていたのですが、読み進めるうちにどんどん魅力的な女性に見えてきます。
男の人も最初はいけ好かない奴ですが、実は長身のイケメンなんですよね。
まあそれはいいとして、
男性、女性と交互に視点が変わっていく構成なので、読み手としては2人の思いが痛いほど伝わってきて…
切なく心がキュッとなりました😢
どうかお願い!2人、出会って🥺と思いましたね。
39歳、まだまだ遅くない!やり直せる!
固まった心も体もほどけていくような、そんな優しい小説でした。
created by Rinker
¥704
(2024/11/21 17:32:42時点 楽天市場調べ-詳細)