今日は何の日?
今日は夏目漱石の忌日。
1916年(大正5年)のこの日、胃潰瘍により体内出血を起こし、『明暗』執筆中に自宅で死去。
49歳でした。
ということで今回は夏目漱石の代表作の一つであるこちら。
坊っちゃん(集英社文庫)
夏目漱石
学校を卒業したばかりの“坊っちゃん”は、四国の中学校に数学教師として赴任した。そこで、クセ者である教頭の赤シャツや野だいこらを相手に、坊っちゃんは大騒動を繰り広げる…。
昔の名作の中ではずば抜けて読みやすい作品だと思いました!
坊っちゃんの無鉄砲ぶりがすごく伝わってきます。
まっすぐで、案外素直でもあり、だから憎めない!
自分で知恵がないと自覚しているところも何だか可愛げに思えてきます。
でも坊っちゃんの言っていることはいつでも一本筋が通っていると思うんですよね~。
赤シャツは弁が立つから憎らしかったし、そんな赤シャツにくっついていく野だいこもイラっとする存在でした。
だから余計に坊っちゃんたちの反撃が痛快に感じられて清々しかったです!
清との関係もよかった!
最初の別れはちょっぴり切なかったけど、途中で清のありがたさにちゃんと気付く坊っちゃん。
名作は読みづらそう…と思っている人におすすめしたい作品です!
夏目漱石の作品の中でも特に愛されている小説だということに納得です。