今日は何の日?
今日は大晦日。1年の最後の日です。
みなさん、お蕎麦は食べましたか?
私は毎年、1年を無事に終えられよかったなと思いながらお蕎麦を食べます。
ということで今回はこちら。
変調二人羽織(光文社文庫)
連城三紀彦
一羽の鶴が東京の夜を舞った大晦日の夜、一人の落語家・伊呂八亭破鶴(いろはていはかく)が殺された。場所は密室、その場にいたのは破鶴に恨みを抱く人ばかり。
果たして真相は?
表題作「変調二人羽織」を含む5編の傑作ミステリ。
二人羽織をうまく使ったトリックか?と思いきや真相は…
怪しいのはこの人か?いやいや、やっぱりこの人か!という感じ。
正直一度読んだだけでは何が真実なのかわからないような気がしました。
これは読み返す必要がありそうです。
他のお話も、ものすごく緻密に作られていて少々難しくはありましたが、読み応えは抜群。
コロコロ変わる展開についていくのが大変(^-^;
でも楽しめました!
どれも印象深いですが、特に「メビウスの環」と「依子の日記」は、ちょっとゾゾっとするコワさがありクセになりそう。
今作はじっくりと読むことをおすすめします。
私も今一度じっくり、ゆっくり読み返したいと思います!
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2022年から1年間、毎日「今日は何の日?」をテーマに文庫本を紹介してきました。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
2023年からは、不定期に紹介していくとともに、このブログをもっと厚みのあるものに育てていきたいと思っております。
今後とも「そらの文庫」をよろしくお願いいたします。
それではよいお年を…