今日は何の日?
今日はシネマトグラフの日。
1895年(明治28年)のこの日、フランス・パリでリュミエール兄弟が発明した世界初の映画であるシネマトグラフで、初の有料公開が行われました。
ということで今回はこちら。
映画じゃない日々(祥伝社文庫)
加藤千恵
ある一本の映画を通して、不器用に揺れ動く女性たちの心情を描く8つの物語。
高校生から20代後半までの女性がそれぞれ主人公。
それより上の世代である私が感情移入する感じではなかったけれど、こんな感情持ったことあるなぁと思いながら読みました。
ほんの少しのきっかけで人は変われることもあるということを感じました。
みんな同じ一本の映画を観ているのですが、置かれた境遇や年代によって感想はやっぱり人それぞれなんだなと改めて思いました。
誰の心にも響く映画を作るのは大変だな…。完全に余談ですが。
そして女子同士は意地の悪い部分がチラチラのぞきますね。
わかりやすくちょっとだけ大げさな気もしましたが、それがまぁリアルなのかな。
人に気ばかり遣っていたり、都合のいい女になっていたり、時には嫉妬心が顔をのぞかせたり…なんだか痛々しくて心がキュッとなる感覚にもなりました。
この本の軸になる映画『かすかな光、ゆるやかな再生/きっと何度でも生まれることができる』というコピー。
うーん、今の私はあんまり好んで観ないかもな~(笑)
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