今日は何の日?
今日はクリスマス・イヴ。
もう特にクリスマスを意識することはありませんが、町がクリスマスムードになる季節はワクワクしますね(^-^)
ということで今回はこちら。
X’mas Stories 一年でいちばん奇跡が起きる日(新潮文庫)
アンソロジー
朝井リョウ・あさのあつこ・伊坂幸太郎・恩田陸・白河三兎・三浦しをんによる豪華アンソロジー。
クリスマスのお話と言っても、キラキラした恋人たちのラブストーリーではありません。
一筋縄では終わらない、一癖ある読み応えのある物語たち。
朝井リョウさんの「逆算」の最後のオチにはブフッと笑わされました!
あさのあつこさんの「きみに伝えたくて」は、この短いお話の中にいろいろな要素が詰まっていました。
まずは甘酸っぱい青春&恋愛。若いころはクリスマスって一大イベントで、プレゼント選びとか必死だったなぁと懐かしく思い出してみたり…。
罪も意識に苛まれる女性、そしてまさかの殺人未遂⁈
からの幸せな家族の形。と、いろいろな面をのぞかせてくれました。盛りだくさん!
伊坂幸太郎さんの「一人では無理がある」の伏線回収は、さすがの伊坂さんでした!
恩田陸さんの「柊と太陽」はとても新鮮な考え方がおもしろい!
白河三兎さんの「子の心、サンタ知らず」もいいお話。
匡と太志の軽妙な会話がおもしろく、太志が年下の匡に言い負かされている感じもおかしかったです!
三浦しをんさんの「荒野の果てに」は現代にタイムスリップしてしまった武士のお話。
この2人の武士がなんだかかわいかった。
平和を願う気持ちになる作品でした。
満足のアンソロジー。
ぜひ、クリスマスの季節に☆彡
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