今日は何の日?
今日は冒険家の日。
1965年(昭和40年)のこの日、同志社大学南米アンデス・アマゾン遠征隊がアマゾン川の源流から130㎞のボート下りに成功しました。
また、1989年(平成元年)に海洋冒険家の堀江謙一が世界最小のヨットで太平洋の単独往復を達成した日でもあります。
そこから「太平洋横断記念日」ともされています。
ということで今回はこちら。
最後の冒険家(集英社文庫)
石川直樹
熱気球の滞空時間と飛行距離で世界記録を樹立、ヒマラヤ8000m峰越えも果たした日本人、神田道夫。彼は単独太平洋横断に挑み、海上で消息不明となった。
かつて彼とともに飛んだパートナーである著者によるルポルタージュ。
まさに命がけの冒険でした。
神田さんの究極のプラス思考、そしてずば抜けた行動力と実行力はすごい。でもそうでなくては、こんな命がけの挑戦はできませんよね。
著者との2004年の太平洋横断、これがまたすさまじい事態をくぐり抜けています。もう極限状態と言っても過言ではないほど。
極限すぎて読むのにちょっと疲れるというのも正直な感想です💦
死を覚悟する瞬間もあっただろう。運よくパナマ船に助けられたが、その船の上でもう次の挑戦の計画を練っていたと思われるところに神田さんのすごさが表れています😅
そしていよいよ2008年の単独太平洋横断。彼の最後の挑戦となってしまうわけですが…
“冒険家は、生きるべくして死ぬ道を選ぶ”
印象に残った一文です。
命をなげうってまで熱気球で挑戦することの意味は私にはわからない。けれど彼の執念というか、全力の生き方を見せつけられたような気がしました。
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