今日は何の日?
今日は函館夜景の日。
函館出身の大学生の投書がきっかけで、函館夜景の日実行委員会が1991年(平成3年)から実施。
日付は「8(や)」と「13(トランプのK)」で夜景と読む語呂合わせからだそうです。
私はまだ函館の夜景を見たことはないのですが、日本三大夜景、そして世界三大夜景にも挙げられているんですね。これはぜひとも見てみたいです!!
ということで今回は函館を含む、北海道を舞台にしたこちら。
起終点駅 ターミナル(小学館文庫)
桜木紫乃
北海道を舞台に描かれるちょっと湿っぽいような物語たち。
解説を読んでの情報ですが、これは雑誌連載されていて、そのタイトルが「無縁」だったとのこと。
なるほど、納得。どの人も孤独にまとわれている感じがします。
でも孤独と言っても、「縁」も描かれています。
一番「縁」を感じたお話は、「潮風(かぜ)の家」。
かつて千鶴子の弟が強盗殺人を犯し、拘留二日目に自殺。その後、母の友人であるたみ子に町を出ていくように説得される。
30年ぶりに再会した千鶴子とたみ子。ここにものすごく血のつながりではない「縁」を感じました😌
再開後、別れるシーンは切なかった。たみ子の「1人で生きていくんだ」という覚悟を見た気がしました。
「起終点駅」は映画化されていますね。主人公、鷲田完治が変に誘惑されなくて安心しました😅
どれも湿っぽい話ではあるものの、それでも最後にはほんの少しでも光が射してくれるくれるような終わり方。それが救いでした。
明るくもないし、ほっこりもしない。でも引き込まれる力がありました。
気になる方はぜひ📘