今日は何の日?
今日はヘアカットの日。
1872年(明治5年)のこの日、明治政府が「女子の断髪禁止令」を出しました。
髪を切ってはいけない日がヘアカットの日?ちょっと不思議に思いますよね。
前年の1871年(明治4年)に脱刀と散髪の許可が出たのですが、これに積極的だったのは男性よりもむしろ女性だったとのこと。ただ、女性が髪を短く切ることに世論は反発。そこでこの禁止令が出されたとの経緯があるようです。
そこから女性が髪を切る自由を重んじて、ヘアカットの日となりました。
ということで今回は、床屋さんのお話。
空ばかり見ていた(文春文庫)
吉田篤弘
鋏ひとつで旅をする流浪の床屋をめぐる12の物語。
つくりがおしゃれだな~と思ったのが第一の感想☺
床屋のホクトが旅先でいろいろ繰り広げていくお話だと思っていたらそうでもなく💦
むしろホクト目線のお話は少なかったかも。
ホクト以外の別の主人公が訳している本の中に登場したり、映画になっていたり。
一味違った物語でおもしろかったです。
繊細で少し独特な世界観を感じました。現実離れしているような、幻想的雰囲気というか…
個人的なお気に入りは「星はみな流れてしまった」と「ローストチキン・ダイアリー」。
微笑ましい物語でした😌
ひとつひとつのお話は短かったけど全て読み終えてみると、壮大な物語を読んだような気になる不思議な1冊でした📘
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