今日は何の日?
今日はオリーブの日。
香川県・小豆島の「オリーブを守る会」が1972年(昭和47年)に制定。
1950年(昭和25年)のこの日、昭和天皇が小豆島を訪れた際にオリーブの種をお手播きされたことから。
現在では立派な樹に成長しているそうです。
ということで今回は小豆島が舞台の不朽の名作。
二十四の瞳(新潮文庫)
壺井栄
小豆島の分教場に赴任してきた大石先生と12人の子供たちとの愛情あふれる物語。
戦争の影がチラつくので、物語にそれこそ影を落としてくる…それでも暗いだけの小説にはなっていません。
特に序盤は、若い大石先生のはつらつとした感じと、元気いっぱいの子供たちでにぎやかな学校生活。ただそこには貧困という壁はあるのですが…
貧困を扱うお話はいつの時代であってもつらいものです😢
戦争や貧困、そんな悲惨な運命に翻弄されながらも、必死に生き抜いていく先生と子供たちの姿に心打たれます。
戦争反対を唱えることも罪であった時代。それでも戦争に否定的だった先生は正しいと思います。何があっても戦争なんてしてはいけない。戦争が一体何を生み出すというのだろう…
最後、ソンキが写真を指差していくシーンは涙涙でした😢
長年読み続けられている理由がわかる名作です。
created by Rinker
¥396
(2024/11/21 17:55:36時点 楽天市場調べ-詳細)