今日は何の日?
今日はだがしの日。
岡山県に事務局を置き、全国の駄菓子メーカーなどで結成された「DAGASHIで世界を笑顔にする会」が2015年(平成27年)に制定。
日付は、お菓子の神様として知られる田道間守(だじまもり)公の命日とされる3月12日になったとのこと。
ということで今回はこちら。
かすがい食堂(小学館文庫)
伽古屋圭市
祖母が営む駄菓子屋「かすがい」を継いだ楓子。やってくる訳ありな子供のために「かすがい食堂」をオープン。あたたかい食卓を囲み成長する子供たちと楓子の物語。
食事ができることが当たり前だと思っている、もしくは食事に関して無頓着だ、という人には一度読んでみてほしいなと思いました。
ほんわか系だと思っていたら、現代の問題を扱っていて考えさせられました。
特に貧困の問題は子供たちが犠牲になりがちな気がして、読んでいてとても辛くなります。
楓子さんはちょっとおせっかいがすぎる(笑)と思うけど、このおせっかいに救われる人がいるのもまた事実。
貧困や摂食障害を描いているが、舞台は昭和さながらのあたたかさ。商店街の雰囲気や駄菓子屋の存在、人との関わり方などがどこか昭和っぽい。
祖母がまたいいこと言うんだなぁ。説得力と重みがある!!
1人でも多くの子供たちを救ってあげられたら…と思います。
そして、楓子さんの行動力には頭が下がります。
続編も出ております。↓
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