今日は何の日?
今日はジョン・レノンの命日。
1980年(昭和55年)のこの日、ジョン・レノンはニューヨークの自宅アパート・ダコタハウスの前でファンに射殺され、40歳の若さで帰らぬ人となりました。
なんともショッキングな出来事…。
ということで今回はこちら。
グレープフルーツ・ジュース(講談社文庫)
オノ・ヨーコ
1964年にわずか500部の限定版として東京で発売された『グレープフルーツ』。
その後、1970年に加筆された英語版が世界発売。その『グレープフルーツ』から言葉を選びなおし、写真家たちとのコラボレーションで作られた作品。
訳者のまえがきにもあるように、ほぼ「~しなさい」と命令形で書かれるこちらは詩というよりは教え、助言という感じ。
ジョン・レノンの「イマジン」はこの『グレープフルーツ』にインスパイアされたそうです。
サラっと読んだだけでは本質は理解できないのかもしれません。
言葉自体は難しくありませんが、深い。
どんな意図を持ってこの言葉を選んでいるのか、この言葉にはどんな意味があるのか。
考え始めたら奥へ奥へと引き込まれていきそうです。
ガツンと衝撃的な最後の言葉。
「この本を燃やしなさい。読みおえたら。」
いやいや、燃やせません。
なぜならまた開きたいから。何度でも読みたくなる作品。
自分の置かれている状況によって、引っかかる言葉が違うのではないかと思います。
写真をじっくり見るもよし、詩と照らし合わせながら読むもよし。
貴重な言葉をもらったような気がします。
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