今日は何の日?
今日はきものの日。
全日本きもの振興会が、1966年(昭和41年)に制定。また、全国2000店の呉服店で組織する日本きもの連盟も制定している。
日付は、一般的に「七五三」の日とされているこの日に、家族そろってきもので出かけてほしいという願いからだそう。
ということで今回はこちら。
着物の悦び(新潮文庫)
林真理子
いつしか着物にのめり込んでいったマリコさんの七転び八起きのストーリー。
どのように着物と付き合っていけばよいかを説いた1冊。
着物のイメージは、やはり「高い」!
美しいし品があって素敵!と思っても、手に入れようと思ったことはもちろんありません。
経済力があるからこんなにも楽しめるんだよなぁとどうしても考えてしまう私…。
でも本書は、そのことも重々承知の上で書かれていますし、時に辛口なコメントがクスっとおもしろく、たまにのぞく意地悪な感じがまた人間味。
呉服屋さんや展示会で勧められるままに買ってしまったら大変!
そこでこう勧められたらこう返してお断りする、といった会話の実例が使えそうでためになりました(笑)
ただ読めば読むほど着物は難しく、素人が安易に手を出していいものなのかな…と思ってしまいました。
着物と帯、帯揚げや帯締めなど、組み合わせが重要で、ものすごくセンスが問われるらしい。
恥ずかしいコーディネートはしたくないし…
他人の着物をジロジロ意地悪く見ない!これも着物の大事なルールらしいですが、そうは言っても…ねぇ。
この先自分が着物に触れ始める日が来るのか、はたまた一生来ないのか。まだ分かりませんが、興味を惹きつけられたのは事実です。
着物に少しでも興味がある人にはとてもいい本ではないでしょうか。
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