今日は何の日?
今日は「いちごの日」です。
というと真っ赤なかわいいフルーツのいちごを想像してしまいますよね?
ですが、これは食べるいちごのいちごではないのです。
いちご世代と言われる高校受験を控えた15歳の少年少女にエールを送る日とされているのです。
ということで、そんな日にぴったりの小説!
いちご同盟(集英社文庫)
三田誠広
中学三年生の良一は、野球部のエース徹也を通じて、腫瘍で入院中の直美という少女を知る。彼らの恋と友情を描いた物語。
15歳という微妙な年ごろの男女を瑞々しく描き、また命についても考えさせられるお話。
繊細だけど、力強さも感じるとてもいい作品です。
「自殺」という言葉を意識していた良一の心の変化に感動します。
病室で良一と徹也が相撲をとるシーンがあるのですが、個人的にそこがお気に入り。
タイトルも抜群にいい!!
大人にも、そして主人公と同世代の子たちにも、ぜひとも読んでいただきたい素敵な小説でした。
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