今日は何の日?
今日はナミビアの日。
国連が制定した国際デー。
1990年(平成2年)3月に独立したアフリカ南西部の国・ナミビアの自立を援助する日だそうです。
ということで今回はアフリカを舞台にしたこちら。
ピスタチオ(ちくま文庫)
梨木香歩
ライターを生業とし、老いた犬と暮らす棚(たな)のもとへアフリカ取材の依頼が舞い込む。かつてアフリカにいた友人の死が気がかりな棚はアフリカへ。そこで失った片割れを探すナカトと出会う。
とてもスケールの大きな物語です。
前半は東京、後半はウガンダを舞台に描かれていきます。
東京では、棚の飼い犬マースに焦点があてられます。病気のマースに対応する大学病院にはちょっとがっかり😔
ペットを飼っている人は「ペットは家族」という感覚、わかりますよね⁈もう少し親身になって寄り添ってほしいと思っちゃいます。そこまで求めてはいけないのかもしれませんが…
舞台がウガンダへと移り、物語はとても深く深くなっていきます。
ナカトの片割れを探すというテーマも加わり、こちらはきっちりと結末も描かれます。
アフリカの民話や部族の呪術的な風習も描かれますが、自分からはかなり遠い存在のもの。アフリカ自体もとても遠い存在なのですが、引き込まれるものがありました。
最後に、棚が書いた物語が載っています。これがまた難しい😅棚がアフリカで見て感じて、体験したことの集大成なのだと思いますが💦
とても壮大な作品。一度さらっと読んだだけでは消化しきれないような感覚もあります。
これはまた読み返す必要がありそうだ…
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