今日は何の日?
1976年(昭和51年)のこの日、東京で安楽死に関する国際会議が開催されました。
「人間には安らかに苦しまずこの世を去る権利がある」
「いかなる状況でも与えられた生命を絶ってはならない」
安楽死に関しては上記のように意見が二分するところ。
同会議では「東京宣言」がなされ、これは「品位ある死」の権利を主張する宣言でした。
安楽死に関しては難しいデリケートな問題ですね。
ということで今回はこちら。
平成くん、さようなら(文春文庫)
古市憲寿
舞台は安楽死が合法化された現代日本。平成の時代の終わりとともに安楽死をしたいと望む「平成(ひとなり)くん」と、それを受け入れられない恋人。彼はいったいどんな結末を選ぶのか…
現実とフィクションが混ざり合って少しややこしいところがあります💦
しかも平成くんと著者である古市さんのイメージがかぶってしまい少々読みにくかったり😅
でも、現代と未来を描いた、生と死を考えさせられる小説でした📘
どこか遠くへ行ってしまって会えないのと死んでしまって会えないのとではやはり全然違うと思います。
いつか会えるかもしれない安心感があるかないか。例えそのいつかが来ないとしても。
死んでしまったらもう二度と会えないのですから。
文庫版に新たに加わった用語注解がなかなかおもしろいです☺
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