今日は何の日?
今日は蓄音機の日。
1877年(明治10年)のこの日、エジソンが蓄音機の特許をとりました。
まず1857年に音を記憶する装置としてフォノトグラフが発明され、その後エジソンらによる改良を経て平面版であるレコードとその再生機として蓄音機が発明されたとのことです。
ということで今回はこちら。
針がとぶ(中公文庫)
吉田篤弘
伯母が残したLPの小さなキズ。針がとぶ一瞬の空白に降りてくるさまざまな人たちの記憶。少しずつつながっていく7つのストーリー。
1つ1つ独立したお話だと思っていたら、少しずつつながっていて、長編を読み終えた感覚になりました。
童話を読んでいるような感覚とでも言うのでしょうか?うまく言葉には表せられないのですが…
とにかく、独特の空気感がある気がしました。
ちょこちょこつながりを持たせていくので、それがまた読んでいて楽しくもありました。うまいことつなげるなぁと感心したり、おしゃれなつなぎ方にクーッとなったり(笑)
パスパルトゥの陽気さが何だかうれしくて安心しました。「最後から二番目の晩餐」の泊めてくれた女性も心が広くおおらかでよかった😌
こうして振り返ってみると、悪い人は出てこないかも!
不穏なことが起きるんじゃないかとなぜか少しびくびくしながら読んでいた私でしたが、結果穏やかな物語でした📘
ちなみに、解説は小川洋子さんなのですが、この解説がまたとてもとてもよかったです✨ぜひとも解説まで読んでくださいね!!
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